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Yuri Osakabe

【ケーススタディ】幼児期にキュベットで学び、小学校でのプログラミング教育への接続をスムーズに

場所:玉川学園 低学年校舎中央ホール
実施日:2020年11月(計4回)
対象:幼稚部年長組37名

玉川学園では、プログラミング教育への接続をスムーズにするため、幼稚部年長組37名を対象に、教育ロボット・キュベットを使った活動を実施しました。

今回は、小学校段階の準備教育である「チャレンジプログラム」の一環として、11月11日(水)、12日(木)、17日(火)、18日(水)の4日間にわたり、それぞれ約50分間の活動に取り組みました。幼稚部長の須田忠教諭がファシリテーターとして、プログラムの円滑な進行を行いました。

園児たちは、2~3名のグループで1台のキュベットを操作します。ホールには18台のキュベットとマップが並び、子ども達もかわいらしいロボットを目の前に、胸が高鳴ります。

初日は、赤・黄色・緑色のブロックのみを使用し、ボードにはめて、それぞれのブロックの役割を探りました。子ども達は、マップ上で行先を決め、仲間と話し合いながら、何度もブロックを組み替えてスイッチを押し、試行錯誤を繰り返します。すると、子ども達の中でも、「こうしたらいいんじゃない?」や「赤じゃなくて黄色じゃない?」等と自然と話し合いが生まれてきます。

また、子ども達にとって、左右の違いの認識が第一の難関。キュベットと同じ向きになって一緒に動いてみたり、キュベットの頭上の右側に赤ブロック、左側に黄色ブロックを置いてみたりと色々工夫をしながら、少しずつキュベットを思い通りにコントロールできるようになってきました。自分達で定めた目的地にたどり着くと、「やった~!見てみて!」と飛び跳ねて大喜びです。

2日目以降は、青ブロックの使用に挑戦するグループも出てきました。関数の役割を持つ、青ブロックを理解するのは、子ども達にとって第二の難関。何度もブロックを組み替え、話し合ったり教え合ったりしながら、理解を深めていきました。

3日目はゲームの要素を取り入れ、全てのグループが一斉に同じ課題に取り組み、スピードと正確性を競いました。4日目には、動物園や、宇宙、町、海底等、マップを次々と入れ替え、キュベットと一緒に色んなところを冒険しました。

活動の際、各班に教員がファシリテーターとして付きました。しかし、あくまで答えを導きだすのは子ども達です。「先生どうしたらいいの?」という質問に対しても、必要最低限のアドバイスにとどめ、子ども達が考えることを後押ししました。

玉川学園では、幼稚部から小学校2年生まで、キュベットを使った活動を行っていく予定です。2020年度より小学校でプログラミング教育が必修化されましたが、まだうまく機器を使いこなせない園児、児童にとって、三次元の世界で遊びながらロボットを動かす経験が、今後のプログラミング教育のスムーズな接続に繋がることを願っています。

(写真は、2日目11月12日の様子です)

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